2010年10月29日金曜日

大仏さまの手




現在、東京国立博物館で開催中の「特別展 東大寺大仏」




残念ながら、大仏さまはお越しになってないですが(当たり前ですね)

見どころ満載、音声ガイド聴きどころも満載です。



ナレーターは俳優の國村隼さん。

ドラマや映画で渋い役柄を演じられる國村さんですが

実はこの春のドラマで聖武天皇の役を演じられていました。


国の行く末を案じて、大仏造りをめざした演技をご覧になった方も多いのではないでしょうか?



オープンして早くも3週間ですが、國村さんの声に絶賛の声がたくさん寄せられております。


力強くもあり、穏やかでもあり、まさに癒しの声であります。


なかでも、聴き逃せないポイントをこっそりお教えしましょう~



それはガイドの最終場面、エピローグのこんな一節です。



「・・・大仏が結ぶ大きな手の印には

”こわがらなくていい、願いを叶えよう”そんな意味が込められているといいます」



ここがまさに、國村さんが優しく、大きく見守ってくださるかのような語りなんですね。

大きな手に包み込まれている感じです。



ちなみ1階のラウンジには大仏さまの実物大の右手のレプリカが

展示されています。なんと2.6メートルもあるとか!

大仏殿ではなかなかじっくり見られない大仏さまの”手相”を拝見するのもよいですよ。




























2010年10月28日木曜日

長崎、龍馬、弥太郎


『特別展 龍馬伝』最後の巡回の地、長崎です。

いよいよ11/3(水・祝)で見納め。


会場の長崎歴史文化博物館1Fでは、
龍馬と弥太郎が並んで出迎えてくれます。

高知で炎天下の中、苦労して2人を見に行ったのに、
長崎では簡単に会えるんです!

『特別展 龍馬伝』を堪能し終えたら、
ぜひ常設展や
「長崎奉行所 龍馬伝館」にも。
「龍馬伝」の世界を
存分に満喫できることまちがいなし。












長崎は“坂の街”と呼ばれますが、
健脚自慢も一日歩けばヘトヘトに…。

でもそんな弱音も吹き飛ぶほど有名な観光スポットがたくさんあり、
龍馬にまつわる名所だけでも一日では足りません。








左:亀山社中
右:社中近くにある龍馬のブーツ










左:小曽根家墓敷地内にある近藤長次郎の墓
右:上野彦馬の墓近くにある龍馬像



せっかくなので、グラバー園にも足をのばしました。
グラバー邸には龍馬を始め幕末の志士たちをかくまったという隠し部屋も!













他にも、日本茶貿易の先駆者・大浦慶と提携して
日本のお茶を世界に広めたオルト氏の邸宅(写真下左)、
船の乗組員たちが宿泊した旧三菱第2ドックハウス(写真下右)など。
岩崎家の面影も残っています。









異国の香りただよう長崎は今も活気あふれる街でした。(G)

2010年9月27日月曜日

龍馬から弥太郎へ


かの有名な坂本龍馬像です。

「特別展 龍馬伝」が高知で開催されたこの夏、
出張ついでに桂浜で初対面!

台座が大きすぎて(高すぎて)
肝心の龍馬さんのお顔はあまり見えませんでした…。

イメージでは、砂浜にド~ン、
という感じだったのですが、
さすがにそれはないですね;

桂浜は高知市内からバスで1時間ほど。
1日大人900円で乗り降りできる「My遊バス」が
お得でした。


龍馬さんを見に行ったので、弥太郎さんも見に行こう…


現在放映中の大河ドラマ『龍馬伝』でも大活躍中ですが、
実は、弥太郎に関連した展覧会「三菱が夢見た美術館」@三菱一号館美術館
(東京・丸の内)でも弊社音声ガイドがお聴きいただけます。


と宣伝したところで、
足をのばしたのが生家のある安芸市。

高知駅から電車で1時間ほど揺られ、たどり着いた
安芸駅から歩いてすぐのところにある市役所前に
銅像がそびえていました。

こちらも立派です。

実際にこの地に立って、想像してみると、
よくぞこの町から世界へと目を向けられたなあ
と感慨深くなります。
周りはどこを見渡しても田んぼばかり。


炎天下の中、駅前で無料で借りられるレンタサイクルで30分、
生家も見てきました。



左上:生家

右上:少年の頃、石で日本列島を作ったという庭

左下:三菱のスリーダイヤが入った土蔵


岩崎家3代までがこの生家で産声をあげたそうです。

その岩崎家4代の社長や三菱ゆかりのコレクター所蔵の名品が堪能できる展覧会 「三菱が夢見た美術館」は東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中(11/3まで)です。

また、「特別展 龍馬伝」の次回巡回は、10/2~11/3まで長崎歴史文化博物館で開催します。  (G)

2010年9月13日月曜日

芸術の秋を満喫!「フランダースの光」展

9月も半ばを過ぎ、ようやく暑さも落ち着きそうですね。
芸術の秋を楽しむなら、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「フランダースの光」展へ!目で、耳で満喫できます。

ベルギーの小さな村、シント・マルテンス・ラーテム・・・
19世紀末、そこに集った個性あふれる芸術家たちをご紹介する今回の展覧会。
光に満ちた美しい自然や、田舎の農民たちの様子など、ときに神秘的に、多彩な表現で描かれた作品に目を奪われます!

そして、鑑賞のお共には、ぜひ音声ガイドを!
BGMには、ヴァイオリニスト川畠成道さん演奏の名曲の数々が特別収録されています。

ドビュッシーやドヴォルザーク、メンデルスゾーン…

川畠さんの美しいヴァイオリンの調べと共に、展覧会を楽しめるなんて、贅沢だと思いませんか?

さらに!
今回のガイドでは、展覧会監修のBunkamura ザ・ミュージアム学芸員・宮澤先生が、 貴重な展覧会こぼれ話をお話ししてくださいます。

ガイドでしか聴けない充実のコンテンツが満載です。

◆お知らせ◆ プレゼント企画第二弾!
10月9日(土)、10日(日)、11日(月・祝)の3日間、会場で音声ガイドを借りてくださった方に、オリジナル・ポストカード(非売品)をプレゼント!各日先着100名様まで。ご来場はお早めに。

2010年8月27日金曜日

音声ガイドのナレーター

この声、聞いたことがあるわ…

音声ガイドをよくご利用いただいている方には
馴染みのある声かもしれません。

A&Dオーディオガイドで1999年よりナレーションを担当していただいている
藤村紀子さんの朗読会に、昨日お邪魔しました。

昨夜は朗読ユニット“娯楽的朗読発信処【いちまるに】”の朗読ライブ。
素敵な音楽とともに、文学作品や歌舞伎、落語の演目を朗読されていました。


【いちまるに】は10月2日に生まれの藤村紀子さんと小野紫さんの2人の朗読ユニット。
2009年に結成され、今回2回目のライブです。

<昨夜のプログラム>
「ういらう売りせりふ」
 二代目市川団十郎・初演
「刺青」
 谷崎潤一郎・作
「あのときかもしれない」
 長田弘・作
「猫の皿」朗読落語

朗読とともに音楽も楽しみました。
ボタン式アコーディオン、エレキベース、ドラム・パーカッションが
朗読とセッションする、まさに五感が刺激される朗読会。


仕事を抜きにしても、藤村さんのファン。
しかも個人的に好きな谷崎文学を朗読されていて、
活字を追うのとはまた違う、別の世界に連れて行ってくれました。

藤村さんのお声に興味をもたれた方!
↓下記弊社HPの試聴ページより↓
http://www.adaudioguide.com/how_to/sample.html
「院政期の絵画展」をご試聴ください。


また、藤村さんの朗読に興味をもたれた方、
10月12日にまた朗読を行う予定だそうです。












藤村さんのお声は、音声ガイドをお借りいただくお客様にも、
「上品で落ち着いた声」「展覧会にぴったり」などの声が寄せられ定評があります。

音声ガイドで藤村さんのナレーションがお聴きいただける展覧会は、
『三菱が夢見た美術館』@三菱一号館美術館(東京・丸の内)
『ポンペイ展』@名古屋市博物館(愛知・名古屋)

これから開催の展覧会では、
『フランダースの光』@Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)
『日本画と洋画のはざまで』@山種美術館(東京・渋谷)

このあとも続々予定しております。

芸術の秋、藤村さんの声とともに美術鑑賞はいかがでしょうか…。

2010年8月24日火曜日

あいちトリエンナーレいよいよ開幕!

















3年に一度開催される、国際芸術祭、あいちトリエンナーレがいよいよ開幕しました。


会場は、愛知芸術文化センターや名古屋市美術館、

それに名古屋のまちなかにも作品が展示されています。

まちを探索しながら、現代美術に出会える楽しいアートイベントです。


音声ガイドは、MOMAでも使われている最新型ガイド機!




建畠晢 芸術監督からのウェルカム・メッセージや

アーティストからのメッセージ&作品解説など、

ここでしか聞けない、スペシャルコンテンツも盛りだくさんです。

ぜひ愛知芸術文化センター、名古屋市美術館にてご利用ください!



9月上旬からは、名古屋のまちなかに展示される作品の音声ガイドが

なんと、iPhoneアプリとして配信されます。

こちらもお楽しみに!

オープニングには
世界的に有名なアーティスト、草間彌生さんもご来場されました!

2010年8月17日火曜日

Twitter お得な情報も満載!

忙しいことはよいことですが、ブログの更新がおざなりになっていました…。

この忙しい最中ではありますが、A&DオーディオガイドもついにTwitterをはじめました!

音声ガイドがどんな風に作られているのか、ちょっとだけ垣間見れるかもしれません。

それに開催中の展覧会の情報や、時々お得情報も飛び出すかもしれませんので

こまめにチェックしてくださいね。

このロゴマークが目印です。

http://twitter.com/ADaudioguide

 ↑ クリックするとTwitterページに飛びます。


皆さん、お気軽にフォローしてくださいね。

2010年7月9日金曜日

この夏はムシムシしちゃおう! 「大昆虫博」

よい子のみんな! 昆虫の展覧会が始まっていますよ~。

今日は、東京都江戸東京博物館で開催中の「大昆虫博」の音声ガイドを紹介します。

6年前にも昆虫の展覧会を担当して、その時は目を閉じれば
虫がフラッシュバックでよみがえるという悪夢に見舞われましたが、
その甲斐あって今回は虫と仲良しに(笑)

そして音声ガイドはとっても楽しいものに仕上がりました!

なんと、虫たちが案内してくれます。
「大昆虫博」公式Twitterでつぶやく、やくみつるさんイラストの虫たちの中から
この5匹がガイド案内役に選ばれました。



クイズも盛りだくさん!!
公式HPでも音声ガイドの紹介をしていただきました。
展覧会の楽しみ方!ムシくんによる“音声ガイド”



さらに音声ガイドを借りた方には、
もれなく「たんけん手帳」がついてきます。→

虫が苦手な(特に蝶)デザイナーが
ゲジゲジ肢のドアップ写真に驚愕しながらも、細かいところにまでこだわってつくりました!

お家に帰ってから復習ができる、
夏休みの自由研究にもぴったりのワークシートです。


中身はどんなかな?






あっーと、続きはガイドを借りた人だけのお楽しみ~♪
会場でお待ちしています。

2010年7月5日月曜日

「美しき挑発 レンピッカ展」神戸展へ急ぎましょう!


兵庫県立美術館で開催されている「美しき挑発 レンピッカ展」!
もうご覧になられましたか?

先日の「日曜美術館」でも取り上げられ、ゲストの美輪明宏さんがタマラについて、
そしてアール・デコの時代について熱く語ってらっしゃいましたね。

一度目にしたら焼き付いて離れない、強烈な個性を放つ作品。
そして自由奔放かつ、ストイックな生き方。

音声ガイドでは、そんなレンピッカの世界を夏木マリさんがナビゲートしてくれます。
展覧会でガイドを利用されることも多い夏木さん。

レンピッカの世界を雰囲気たっぷりに表現しつつ、鑑賞の邪魔にならないように…と、
感情の込め方にも大変こだわって収録に臨んでくださいました。

ガイドはレンピッカ自身の言葉も満載。
「こんな感じで読んで頂けたら…」というリクエストにも、瞬時に応えてくれる夏木さん の表現力の豊さに、収録スタッフはただただ感心するばかりでした。

さらに、音声ガイドでは、ラヴェルやガーシュウィンのBGMも楽しめます。
レンピッカが持つ、クラシックかつモダンなイメージに合わせた、こだわりの選曲です。

夏木さんの絶妙なナレーション、そしてBGMは会場の音声ガイドでしか聴けませんよ。
レンピッカ展の会期は7/25までです。
皆様、お聴き(見)逃しなく!

2010年6月24日木曜日

「龍馬伝」 ~ただいま京都を巡回中~

今年の大河ドラマ『龍馬伝』
毎週欠かさず見ていらっしゃる方も多いと思います。
先週はついに神戸海軍操練所が閉鎖されてしまいました…。
これからどうする? 龍馬さん!!

ドラマでは、生涯の伴侶となるお龍さん、
そして亡くなったお母さんに瓜二つの、寺田屋のお登勢さんも登場して、
さらに盛り上がりを見せていますが、展覧会も負けてはいませんよ。

ただいま巡回中の京都文化博物館では、
東京会場におとらず、たくさんの方が来場されて
音声ガイドも借りていただいております。
3日間限定で公開される「坂本龍馬 湿板写真」が話題ですが、
京都だけの出展となる「坂本龍馬着用 紋服」も見どころです。
(どちらもガイドの解説がありますよ!)

そして、忘れちゃいけません。
音声ガイドの目玉は、ナレーター。
ドラマで岩崎弥太郎を演じ、語りも担当されている
香川照之さんです。

役さながらの土佐弁ガイドは必聴!!
【弥太郎が語る】の2ガイドのみですが、
ドラマの世界に一気に引きこんでくれます。

収録では「標準語を忘れそうだ…」とこぼされていましたが、
土佐弁で語られた瞬間、背筋がぞっとして、
まるでドラマの中にいるような気分になりました。
土佐弁でアドリブができるのは香川さんだけなんですって!

ガイドでは“あの”登場曲も、もちろん流れます(笑)
どこで聴けるかは、ぜひ会場で。

京都近郊のみなさん、
7/19(日)までと期間が短いので、くれぐれもお聴き逃しのないよう…。

2010年6月16日水曜日

「大遣唐使展」奈良の都…遥か1300年の時空を越えて

「大遣唐使展」 奈良の都…遥か1300年の時空を越えて

平城遷都1300年を記念する話題の展覧会「大遣唐使展」(奈良国立博物館)、
いよいよ6/20(日)まで、残りわずかとなりました。

音声ガイドの聴きどころは何と言ってもナレーションの高橋克典さん!
男らしく、落ち着いた声が人気です。

高橋さんといえば、4月に放送されたNHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」で藤原仲麻呂を演じられていました。

http://www.nhk.or.jp/osaka/daibutsukaigen/index.html

光と影が織りなす奈良時代の雰囲気をよくご存じの高橋さんは、
まさにこの展覧会にぴったり!と自画自賛しています。

実際の収録では、様々な読み方を披露してくださり、まさに俳優魂をみた!感じです。
休憩時間には気さくに話しかけてくださり、「奈良に絶対見にいきますよ!」と言ってくださいました。
現地スタッフによれば、実際、会場に足を運んでくださったようです。

そんな高橋さんが当時の遣唐使になりきり演じているのが、番外編の「ある留学生のつぶやき」です。とはいえ、もちろんツイッターしてるわけではないですが、 とにかく、つぶやいているんです。
大国・唐への航海を目前にした留学生が、希望やら不安やらを打ち明けているんですよ。

命がけで海を渡った遣唐使の行動や心のうち、ぜひ音声ガイドで体験してください!

2010年6月9日水曜日

ルーシー・リー住まい探訪

みなさん、20世紀を代表する陶芸家の大回顧展、
話題のルーシー・リー展はもうチェック済みですか?

ルーシー・リーの面影を求めて、ロンドンに行ってきました!
日本を発つ前に、GoogleEarthでバーチャル探訪し、地図を片手に現地へ・・・

迷い込んだのは、ハイドパークのすぐ北側に広がる、閑静な高級住宅街。
お、アルビオンミューズ発見!













                                         
                              
おとぎの国のようなレンガづくりの路地を曲がると、
お花を摘んだ馬車があらわれて・・・










その先に、ついに見つけました。











かつてルーシーのアトリエ兼工房だったことを刻む、青いプレート。

ル―シー・リーは、制作の合間に、
ハイド・パークを散歩したり、
オックスフォード・ストリートでお買い物したりしたのでしょうか・・・


★ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムにルーシー・リーの工房の室内が再現されています。
http://www.vam.ac.uk/collections/ceramics/Videos:%20Ceramics/points_of_view/pots/rie/






                                                    
                                             
                                             
                                            
★ルーシー・リーが10年間ほど教鞭を執った美術学校。
日本人留学生も多数学んでいます。
http://www.camberwell.arts.ac.uk/